皆さん、こんにちは!税理士法人クオリティ・ワンの小巻です。
10月21日~10月22日で代表税理士の渡邊が講師で、マネージメントゲーム(以下、MG)が代々木にて開催しました。
今回の参加者は12名で、初参加が9名、リピート参加が3名でした。
MGは2日間の研修で5期分の経営を体験・体感してもらいます。
利益はどのように生まれるのか? 戦略的な経営判断とは何か?を学んでいただく中で、
経営者はより経営判断に秀でた経営者に、社員は経営者目線やマインドを持てる社員になることを育むプログラムとなっています。
1日目はイントロダクション、ルール説明、会社設立、第1期目、第2期目、第3期目の流れで進みました。
第1期はルールの確認、資金繰り表の書き方、決算フローシートの書き方を参加者全員が同じ内容で同じペースで進めていきました。
第2期からは、制限時間60分で各々が会社を動かし始めました。
経験者が行ったことを模倣して会社を動かしてみる人、自分が思うように進めていく人。様々な形が各テーブルで繰り広げられていました。
会社の作り方、商品の売り方、仕入の仕方、様々な行動がありますが、実は無意識の内に、今まで培ってきたご自身の思考の癖が出ているのです。
「とにかく他人に負けたくないから安売りをする。」
「とにかく勝ちたいから大量に仕入をする。(市場を独占する)」
「経費を抑えたいから、人を雇わず、機械も良いもの導入しない。」 etc
もしかしたら、現場でも同じような思考が働いているのではないでしょうか?
この講師からの問いに、参加者皆さま、ご自身が作り上げた会社盤をみて頷いていました。
会社を経営することや、組織人として働く中で、無意識の内に出てくる思考の癖については、このMGを通して俯瞰して見ることで気が付くことができます。
2日目は、戦略日次決算、事業計画の作成、第4期目、第5期目、まとめの講義の流れで進みました。
戦略日次決算の講義では、
●社長だけがわかっているのではなく、昨日入社したパートでも共有しわかるレベルで計画を立てること。
●多くの経営者は売上が上がれば黒字になると思っているが、本当に利益が出ているかは、粗利と固定費のバランスによって決まること。
●積極的な社員を育むために、コントロールできないことを目標にせず、コントロールできることを目標にすること。
(例)「とにかく頑張って売上あげろ!」→「会社の目標利益1億円に向けて、粗利100万円の商品Aを150個売ろう!」
等、会計を用いて儲かるための戦略を立てるポイントをお伝えし、第4期目に入る前に事業計画を立てる練習をしました。
第4期からは、戦略を立てたこともあり、参加者の方々の進み具合が今までとはまるで違い、トントン拍子で進んでいました。
そんな中で、利益の出た会社と利益の出なかった会社がありました。その差は何だったのか。
それは、期中に事業計画を見直し、修正しているかどうかでした。
現場でも、事業計画を立て最初は上手くいっても、予想外のことは起こります。その時に事業計画を見直し、修正しているかが成果に左右するということを学ぶことができました。
また、事業計画の立てることの大切さは知っていても、実際に事業計画を立てていない、立てる習慣が無い、立てる時間が無い。という方は、ぜひ、強制的に時間を取ることをオススメします。
弊法人代表の渡邊が講師を務めます、【事業計画作成講座】をご利用いただくことも一つの方法です。
2日間を通して改めて私が感じるMGで面白いと思う点は
●多種多様な業界の方がたくさんおり、コミュニケーションが活発に行われ、今までにない発想や考えを得られること。
●自分の思考や習慣の癖がわかり、自分がどうしていきたいのかを考え、行動に起こしてみることができること。
経営者・組織人にとって、良質な情報との出会いは会社、人生を豊かにすると信じております。皆様にとって、我々との出会いが良質な情報との出会いとなるよう、これからも精進してまいります。
最後に、この度の2日間、お忙しい中ご参加くださった皆様、ありがとうございました!